11月 30, 2018
閲覧数 1,740 ビュー
11月29日(木)市民プラザにて、りとるらいふセミナー「たいせつなこどものために・・・いまできること」を開催致しました。
みんなでいきる法人職員も含めて、約60名の方々が参加され、テーマに沿って『権利』『財産管理』『支援』の3つの内容の講義・セッションをお聞きいただきました。
先ず初めは「とっても大事な『権利』のはなし」。
佐渡を拠点にいまや、「意思決定支援」といえば新潟でこの方の右に出る方はいない!というSADO Act 代表理事の本間奈美様より、権利擁護や意思決定支援に関する内容を大変分かりやすくお話ししていただきました。
「ご本人を中心に考える」、そして、意思決定支援にはご本人を取り巻く様々な人との密な連携が必要であるということを改めて実感しました。
つづいては、「親亡き後に備えて~『お金』のはなし~」。
きたしろ相続相談センター 理事長の荒木 新様から相続や後見、遺言のことなど、「親亡きあと」を考えてのお話を事例を交えてたっぷりとしていただきました。
参加者の皆さんが真剣にメモを取られる姿が非常に印象的でした。
講義の最後に、お話し頂いた、「ニーバーの祈り」は会場の皆さんに元気と気付きを与えて頂いたように思います。
ラストは、「つながる・つなげる支援」。
「地域で暮らし続けること」を目指す当事者家族と支援者の取組みの事例発表を通して
ご本人の想い、家族の支援を「つなぐ」ためにどういった仕組みや取り組みが必要なのかを考えました。
重度の障害のあるお子さんをお持ちの保護者さんからは、お子さんが生まれてから今現在に至るまでの気持ちや取り組みを紹介。
事業所や相談には「こうやって話している」といった内容や家庭の支援を可視化したものの紹介には会場から感心の声が上がっていました。
そして、ご本人を取り巻く関係機関の代表として、障害児(者)相談支援センターの上野相談支援専門員からは 相談の立場での考えや取り組みを、上越地域医療センターの福山事務長からは地域のニーズに基づいた取組みと働きかけをお話しいただきました。
セミナーを終えて改めて感じたことは、「ご本人が主役である」ということと、目の前の課題と向き合い 出来ることから確実に取り組んでいくこと、そしてそのためのネットワーク作りの重要性。
“Nothing About Us Without Us” (私たちのことを、私たち抜きに決めないで)
今一度、心に刻み込みました。
来春の新施設開設に向けて、非常に良いキックオフが出来たように思います。
参加、ご登壇頂いた方に改めて感謝し、次の企画に取り掛かりたいと思います!!