【組織の長としてハラスメントに対する考え方、心がけていること】大島自動車販売株式会社 庄山武志

社員が働きやすい環境を整える

 

私が会社の役員になった時から心がけているのは、社員が働きやすい環境を整えるという事です。その中で会社内でのコミュニケーションは特に重要と考えています。そして、コミュニケーション不足は、職場におけるハラスメントの大きな要因の一つになりえます。意思疎通が不十分であると、誤解や摩擦が生じやすくなり、不適切な言動が発生する土壌を作り出します。例えば、上司と部下の間で期待や評価が十分に共有されていない場合、厳しい指導が行き過ぎてパワーハラスメントにつながることがあります。また、同僚同士の交流が少ないと、相手の考えや価値観を理解する機会が減り、不本意な言動がセクシャルハラスメントやモラルハラスメントとして受け取られることもあります。

 

このような問題を防ぐためには、日常的なコミュニケーションを促進し、誰もが意見を伝えやすい職場環境を整えることが重要です。例えば、定期的なミーティングや個別面談の場を設け、率直に話し合える機会を増やすことで、信頼関係を築きやすくなります。また、社内イベントやグループの活動を通じて、社員同士の交流を深めることも有効だと考えています。加えて、企業文化として「社員同士に互いを尊重し合い、積極的な対話をすることが大切」という価値観を共有し、管理職が模範となることで、職場全体に良好なコミュニケーションの習慣を定着させたいと考えています。

 

コミュニケーションが活発になると、些細な誤解が減り、相手の立場を理解する力が高まります。その結果、ハラスメントのリスクが低減し、誰もが安心して働ける職場を実現することができると考えています。

庄山 武志

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です。

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。

CAPTCHA