【組織の長としてハラスメントに対する考え方、心がけていること】バーツプロダクション稲葉徹一

働く人たちが自己実現につながる、働きやすい環境を整えること。私が最も大切にしているテーマであり、常に意識して取り組んでいる課題でもあります。職場というのは、単に業務を遂行する場所ではなく、一人ひとりが人生の多くの時間を過ごす、いわば生活の一部とも言える空間です。だからこそ、その環境をいかに快適で前向きなものにできるかが、個人の幸福度にも、組織全体の活力にも直結すると考えています。

とはいえ、「働きやすい環境」と一口に言っても、その理想像は人それぞれで少しずつ異なります。ある人にとっては静かな作業スペースが必要かもしれませんし、別の人にとっては活発な意見交換ができる雰囲気こそが大事かもしれません。勤務時間や働き方、コミュニケーションの取り方に至るまで、価値観や希望には個人差があります。だからこそ、理想的な環境を形にしていくためには、丁寧な対話を重ねていくことが欠かせません。日常的に声を掛け合い、気持ちを共有し合う不断のコミュニケーションこそが、相互理解を深める鍵になると信じています。

また、すべての人が安心して自分らしく働けるようにするためには、心理的安全性を確保することも非常に重要です。私たちは、どんな形であれハラスメント行為を決して容認しません。誰もが尊重され、対等な立場で意見を述べることができる雰囲気づくりに努めています。そのうえで、それぞれが持つ能力や個性を最大限に発揮できるよう、日々の働き方や仕組みを見直し、整えていきたいと考えています。一人ひとりが気持ちよく働けることが、結果としてチーム全体の成果や創造性にもつながっていくはずです。

株式会社バーツプロダクション

稲葉徹一

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