台湾台中で見た「ローカルイノベーション」



雑誌でみた台中の古い建物群をリノベーションしてまちづくりをしている企業の取り組みに興味を持ち、そこで働いている人に話を聞いてみたいと思っていました。そんな中、今回の助成金制度に申請したところ採択していただき、その夢がかないました。ただの観光旅行では体験できなかったことができて、このチャンスを与えてくれたことにとても感謝しています。…とはいえ、大島代表からも言われたように単純に大好きな台湾を満喫しただけの旅だったので(笑)、以下はただの旅行記として読んでいただけたらと思います。文中にリンクをたくさん貼ったので興味がある方は各サイトも見てみてください。

 

台北へは今までも何度か行ったことがありました。ですが台中は今回が初。ひとり台湾旅行も初です。
中国語はおろか英語もままならないのに一人旅という暴挙でしたが、台湾は親日国ですし、あまり心配はしていませんでした。実際、驚くほど日本語が通じました。今は便利な世の中なのでスマホがあればなんとかなるというのも心強かったです(笑)。

 

台湾1日目
桃園空港に13時頃到着。ここからバスで台中に向かうことに。約2時間半のバス旅です。280元(約1,000円)でした。
16時頃にレッド ドット ホテル (紅點文旅)にチェックイン。今回の旅行で一番泊まりたかったホテルです。リノベーションホテルで外観は古いですが中はすごくおしゃれ! こういうエッジのきいたホテル、上越にもあればいいのに。アメニティが凝っていて思わずお土産に持って帰ってきちゃいました。
17時に今回の旅のメインといってもいい緑光計画という長屋形式の宿舎をリノベーションして展開している商業施設に取材にいくことになっていたのでそのままタクシーで現地へ。そこで働く木村一心さんを訪ねました。木村さんは個人の会社を立ち上げて日本と台湾を結ぶ活動をしておられます。もともと大学生のときに先生と一緒にこの施設のリノベーションの手伝いをしたことをきっかけに現地で就職したとのことで「まさか台湾に就職するとは思わなかったですけど」と笑っておられました。すごい行動力! 施設内にあるギャラリーで日本のアーティストの方の個展を開いたりしているそうです。さらに、プロジェクトとして台中以外の古民家再生や観光地化に携わっているとのこと。木村さんに入っているテナントを案内していただいたり、近隣の様子を聞いたりしているとあっという間に19時くらいになってしまいました。
その後、先に現地入りしていた弊社の竹内社長や小松さんら「台中国際旅展」に百年料亭宣伝のため訪れていた皆さんと合流。がちょう料理や生タケノコをいただきつつ同席してた新潟の料亭「行形亭」のおかみさんが同世代ということで盛り上がりました。
初日ラストは人気のスイーツ店「宮原眼科」へ。もともと眼科だったビルをそのままスイーツショップにしている台中の観光スポットです。民国100年にオープンしたので、入口ドアには「100」の文字が。「百年料亭」にも使えそうな小ワザ。店内はもちろん商品パッケージも気が利いていて人気になるのもうなずけました。同じグループが経営するアイスクリーム店「臺中市第四信用合作社」もステキでした。
古い建物や空間をそのままいかすまちづくり。初日からカルチャーショック満載で、一気に飲まさ…もとい飲んだビールや紹興酒の酔いもあって(笑)ホテルに戻ってすぐに就寝。

 

 

台湾2日目
せっかくなので「台中国際旅展」の会場へいってみることに。昨晩食事&宮原眼科で一緒だった日本のアラフォーアイドル「情熱Dream」さんのステージも見てみたかったので。
台中国際旅展はすごく熱気であふれていました。これについては百年料亭のレポートを見ていただければと思います。
この日は午後から現地旅行社の藤井さんが台中を案内してくださるというのでお言葉に甘えることに。まずは“このおかげで台中の観光客が増えたのでは”と言われるほどの彩虹眷村へ。96歳のおじいちゃんがひとりではじめたことがきっかけで新しい道まで整備されたというから驚きです。日本でおじいちゃんが勝手にこんなんなことをやったら怒られそうですが(笑)。
リノベーション系の施設などをいろいろ見たのなら一番新しい施設もぜひとのことで三越デパートで昼食。フードコートで台湾おでんをいただきました。近くのコンテナマーケットも案内してくださったのですが「フルサット」や宇喜世駐車場でのイベントごとのヒントになりそうだったので写真をいっぱい撮ってきました。ここで藤井さんは次の予定があるとのことでお別れしましたが、すすめられた臺中國家歌劇院(オペラハウス)へ。台中がこんなに見どころたくさんだと思わなくて2日間しか時間を割かなかったことを後悔。短い時間でしたが、藤井さんには本当によくしていただいて感謝感謝です。藤井さんが台湾で仕事をするようになったきっかけもとてもおもしろかったのですが書ききれないので割愛させていただきます。
今、台中は台湾で住みたい街No.1なんだそうです。日本でいうところの吉祥寺や蔵前辺りとお台場と新宿が隣り合わせになっている。そんな街でした。私も住みたい!…でもあの湿気は耐えられないかも(笑)。

 

 

台湾3日目
この日宿泊したホテル・緑柳町文旅は朝ごはんがイマイチだったので近くの第二市場へ。豪快に鶏をさばいている横で洋服を売っているようなディープさでした。しかし目当てのお店はすごく混んでいたので見学だけしてサンドイッチがおいしいというパン屋さん(洪瑞珍餅店)に寄り、台中市役所へ。日本統治時代建てられた「台中市役所」は現在カフェになっていて10時開店という情報だったのですが、行ってみたら11時開店とのこと。12時の新幹線で台北に向かう予定にしていたので外側だけ見学して駅に向かいました。
台中から台北へ移動です。せっかくなので新幹線に乗ってみました! 50分で着くのでとても便利です。700元(約2,800円)でした。座席のポケットにトランヴェール的な冊子が入っていて「日本と同じだ」とちょっとテンション上がりました(笑)。
この日は大好きな台北の下町・迪化街をメインに散策。迪化街でみつけたお米の専門店『葉晉發商號(イェージンファスァンハォウ)』は台湾の米文化を紹介するコンセプトショップ。お米の産地・上越でも参考にできそうです。ほかにもチーズの燻製や乾燥野菜(シイタケと玉ねぎ、オクラが絶品!)などお土産を大量購入してきました。
夜は士林市場へ。15年ほど前にいったときとは比べ物にならないくらいきれいになっていてすごく混んでいました。大好きな魯肉飯(ルーローハン)と台湾ビールでお腹を満たしたあと3日間の足の疲れを癒すため足つぼマッサージへ。台湾でできるそれっぽいことをこれでもかと詰め込んできました(笑)。

 

 

台湾4日目
宿泊ホテルから近い雙連朝市の近くのお店で朝ごはんを食べて、台北101を中核とするハイセンスな信義エリアへ。若者向けの最先端ファッションビル「ATT 4 FUN」や「四四南村」にあるセレクトショップ「好,丘」を見学。さらに、かつて煙草工場だった広大な敷地を利用して建設された「松山文創園區」へ。広すぎて全部回れませんでしたが(日頃歩かない私の足がここへきてそろそろ限界)、ここも約75年前の老建築を見事にリノベーションしていて、とてもステキでした。
もちろん、誠品書店も行きました。台湾の大型書店チェーン店であちこちに店舗がありますが、本屋さんというよりはデパートです。24時間営業の店舗もあります。こういう本屋さんが欲しかったという本屋さんの形がここにあります。うらやましい!
台湾最後の夜は雲南料理のレストラン「雲南人和園」へ。グリーンピースのスープが飲めて幸せでした。このレストランは接客も味付けも日本人向けなのでおすすめです。(途中、料理がなかなか出てこなくて、そこだけ残念でしたが)

台湾5日目
この日はもう帰るだけなのですが、懲りずに雙連駅へ。もちろん朝ごはんを食べるためです。前日の朝は肉粥と揚豆腐、春巻といったメニューだったので、最終日は鹹豆漿(あったかくてしょっぱい豆乳スープ)や蛋餅(うすい玉子焼き)などをチョイス。ローカル朝ごはんを食べるためだけに台湾に行きたいくらいどれもおいしくておすすめです。しかもめっちゃ安いです。300円くらいでおなかいっぱいになります。台湾旅行に行く際はホテルの朝ごはんじゃなくローカル朝ごはんにチャレンジしてみてください!

 


総評

「台中がおもしろそう!」という思いだけで申請したこの助成金制度でしたが、とても有意義な旅行ができました。普通のツアー旅行ではできないことばかりだったと思います。今回の旅で得た感動を、上越市や自分の住んでいる地区でもよそから来たお客さんに味わってもらえることができたら…。すぐに何かに役立つことでもないし、簡単なことではないと思いますが、前向きに自分の生まれたまちについて考えていこうと思える旅でした。
そして、自分の運動不足をつくづく感じたので、これからはもっとまじめにカーブスに通おうと思います(笑)。



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