【連載:大島グループ桜プロジェクト”O”】
#5 桜を守る
市の職員さん)「桜、、、どうしても植えたい感じですか」
「(???)どういうことですか?」
「高田公園の桜を守るということでいうと、必ずしも植えることが良いことではないんですよね。。」
公園内は、木と木の間隔が狭くなっているところが多く、樹勢にも影響するので間引いていく必要があるとか、
また、老木を伐採してもお堀の土手など抜根が難しい場所だと、新たな木を植えることができないとか、
本数が減ってしまうことを心配する声もあるけど、高田公園の桜をこの先も長く守っていくことを第一に考えると、植える場所を捻出することはなかなか難しいようで、市としてもさまざまなジレンマを抱えているのだそうです。
「もし、高田公園の桜のことを思っての活動ということであれば、植樹じゃなくて、たとえば“おれごえ”のボランティアに参加してもらうとか、そういう形でご協力をいただくのはいかがでしょうか」
「おれごえ??」
「“お礼肥え”です。
花の時期が終わったあとに、桜一本一本にお礼の肥料をやる作業のことで、例年、ボランティアの方々に協力していただいています。
ただ、ボランティアの方々の世代交代が進んでいない現状もあって、
市民のみなさんにもっと桜のことや活動のことを知ってもらいたいと思っておりまして」
お礼肥え。全然知りませんでした。
社員交流にもなるし、親子で参加しても楽しめそう。
でも一本一本に肥料をあげるとなると、期間や人手はどれくらい必要なんだろう。
「昨年、ある企業さんが周年事業でご協力くださったのですが、2日に分けて、1回に20名ほどの社員の方々が参加してくださいました」
(そのくらいだったら全然余裕デス)
「うちなら100人は集められます!!」
「いや、あの、器具の数が限られますので、
100人来られても、、、(笑)」
(参考:お礼肥え活動の様子)