【学びの情報発信 VOL1/12】「成長を支える」とは?

「経験は人を育てる」と言います。

「そんなことは当たり前。なのに、同じような経験をしても(させても)、人の成長に違いが出てくるのは何故なのか?」「人が成長するには、上司として、組織としてどのようなサポートをすべきなのか?」自身が管理職となり、マネジメントや人材育成を本格的に学ぼうと考えた時に、まず真っ先に頭に浮かんだ疑問でした。

「まず、これを読んだらどうか?」と恩師から紹介されたのが、今回ご紹介させていただく、松尾睦氏(北海道大学大学院経済学研究科教授)が提唱する、「経験学習」に関する書籍です。人を育てる企業づくりのために、松尾氏は「経験学習」という概念を提唱しています。仕事を実際に経験した上で内省し、かつ教訓を引き出して次へとつなげていく。これが経験学習の基本的な考え方です。

経験学習では「挑戦し、振り返り、楽しむ」という三要素が重要な鍵となり、これを絶えず回していく原動力となるのが、本人が大切にしている価値観である「思い」と、他者との「つながり」だと松尾氏は述べています。そして、「この経験学習は個人のみでできることではなく、個の経験学習のサイクルが十分まわるようにすることが、上司、組織の役割であり、それこそが人材育成である」と。人材育成に課題を抱えるマネジャーの方だけではなく、「社会人として成長したい」「大人の学びを得たい」という方、ぜひ読んでみてください!                      

記載:金子友紀(みんなでいきる)

 

Comment

  1. 山口宗夫 より:

    ○研修企画委員会の日々のご苦労に感謝いたします。
     この行動を一過性でなく継続していただきたいです。
     早速、購読します。  ひと・まち事業室 山口

  2. みんなのリハビリセンター より:

    とても参考になりました。
    学びの情報発信、ありがとうございます☆
    「挑戦し、振り返り、楽しむ」
    成長を支えるための重要な要素。最後の「楽しむ」がいいですね!
    次回の学びの情報発信も楽しみにしています☆

    • 研修企画委員会 より:

      心温まるコメントありがとうございました!
      励みになります!!

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