【ハラスメント相談担当者エッセイ】大島グループ(ランドスタッフ)

先日、お知らせしました【ハラスメント相談窓口担当者】エッセイを始めます。

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大島グループ(ランドスタッフ)重嶋友子

【1.我が社のハラスメント防止対策の『肝』】
大島グループが実施するハラスメント防止対策の重要点は以下の通りです。

1.ハラスメント防止ポリシーの策定と運用

大島グループ企業の行動指針、および代表メッセージにおいて表明しています。
ハラスメント防止対策員会によって基本方針を定め、各社のハラスメント等相談担当者との連携によって運営しています。

2.役員・管理者のリーダーシップ

ハラスメント防止に取り組むことの重要性を認識し、すべての従業員にとって安心して働ける職場環境を作ることを目指しています。

3.教育・トレーニング

ハラスメント防止に関する教育・トレーニングをすべての従業員に提供し、その重要性と具体的な取り組み方法を浸透させることに取り組んでいます。

4.問題の報告と調査

ハラスメントを受けたと思われるすべての授業員は、相談窓口担当者に報告し、迅速かつ適切な調査が行われるように求めることができます。

5.グループ社員の声に耳を傾ける

研修におけるアンケート調査において、従業員の意見聴収を行っています。
その結果は役員会および各社にフィードバックされ、職場環境の整備改善に役立てます。また、グループ全体のハラスメント防止対策における方向性の参考にしています。

2022年の研修結果を受けて、2023年の行動計画を掲げます。

  • 各社で、「一人ひとりに届く普及啓発」を実施 

ハラスメント防止に関する情報について、社員が「知らない・分からない」という状態をなくします。

  • 各社相談窓口担当(および責任者)とハラスメント防止対策員会の意見交換を実施

2022年研修結果における社員の意見と、各社の体制を照らし合わせ、必要な環境整備を考えます。

  • 相談しやすい環境と相談窓口担当者との関係性や信頼性の構築

相談担当者の人となりを知ってもらい、ハラスメント防止に対する想いを発表する場をつくります。(当企画)

  • 「ハラスメント防止リーダー研修」を実施

企業活力研究会において、適切なリーダシップの基となるコミュニケーションと指導の在り方を学びます。

 

【2.ハラスメント防止に対する私の想いと、自己紹介】

大島グループ相談窓口は、相談者とその方が所属する会社をつなぐ役割を担います。

LINE窓口を通じてご連絡頂いたら内容をお聞きして、相談者の要望に応じて該当の会社の相談窓口又は責任者につなげます。

私は、ハラスメント防止コンサルタントやカウンセリングの資格は持っていません。役立つセオリーの一つも言えず恐縮ですが、お話を聞くことはできます。雑談でもする感じでいらして頂ければと思います。
遠く愛知県におりますので、各社の「事情」が全く分かりません。
案外、そのほうが安心して話すことができる、と言う方もいらっしゃるのではないかと思います。

ハラスメントは、大きな問題になるまで放置しない。そうなる前に手を打つ、のが鉄則です。
事業で未知なるものにチャレンジしつつ、その一方で解決しなければならないハラスメント問題を抱えているのでは、力が分散してしまい、価値を生み出すことに精力を傾けることができません。

今の社会において、
ハラスメントが有るとか無いとかの基準に依拠しない、心理的安全性という土壌に変えていく必要があります。しかし、組織の文化や風土はそう簡単には変わりません。
そこに至るまでは、ハラスメントにつながりそうな場面を見つけたらその場で指摘して、意識と行動を修正してもらうことが良いと思います。

ハラスメントなどの問題で悩んでいる人がいたら、周囲の人が少し気を配り、声をかけてあげてください。大きな問題になる前に相談窓口の利用をお勧めします。多くの人が懸念するように、環境はすぐには変わりません。しかし、一歩踏み出すことによって立ち位置が変わり、見えるものが違ってくるのではないでしょうか。

【自己紹介】

大学卒業と同時に白血病を発症、抗がん剤の心毒性で薬剤性心筋症を発症。補助人工心臓(VAD)を装着したため24時間介助が必要となり愛知県に転居しました。
白血病になったことを何とかプラス転換しようと骨髄バンクの普及啓発活動に取り組み、その縁でくびきのNPOサポートセンターに、またその縁でランドスタッフに入社し、現在リモート勤務をしています。

VADをつけた人が働くことは簡単ではありません。VADをつけた多くの人が職に課題を抱えています。
24時間介助とは、一人行動ができない、一人で出かけられない、ことを意味します。会社で勤務するには、同僚に介助者としての知識をつけて頂く必要があります。ついでに言うと、車の運転も禁止されています。
幸いなことに私はリモートワークを許可して頂きました。
現在は、今後の手術に向けて体力・筋力など諸々を蓄える日々です。(手術にはいろいろかかります)

人生のどの場面においても「人間万事塞翁が馬」―何が善いか、悪いかはその局面ではわからないものである、ということを心しています。

長くなりました。最後までお読みくださりありがとうございます。

(終わり)

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