職場におけるハラスメントの種類_ハラスメントtopics21

2023年6月に、役員・ハラスメント相談担当者対象の「ハラスメント防止リーダー研修」を行いました。アンケートで、「他のいろいろなハラスメントの情報」を求める意見がありました。

以下に、職場で起こりうる様々なハラスメントの一例をご紹介します。
法制化されていないハラスメント(と言われるもの)の一面が、法制化されているパワハラ・セクハラ・マタハラ(パタハラ)に該当する場合もあります。一方、ハラスメントと名前を付けるまでもなく、一般的なモラルやマナー、コミュニケーションの範囲であるものもあります。

「いちいちハラスメントと言われたら、何も言えなくなっちゃうよ!」と言う前に、まずは、社会的にどのようなことが問題とされているのか、何を理由として配慮に欠けた行為と感じられてしまうのか等、現状を知ることから始めましょう。

そして、なんでもハラスメントと分類する前に、コミュニケーションの方法や自身の主張の伝え方をご自身で、又は人の助けを借りながら変えてみたり、改めて考えてみましょう。

ここに挙げられた、法令で定められたもの以外の、いろいろなハラスメントは、それを理由にして処罰の対象になるわけではありません。
ハラスメントの訴えは、各社の就業規則によって対応します。

====

【法令で定義付けられているハラスメント

セクシュアル・ハラスメント(セクハラ)
パワー・ハラスメント(パワハラ)
妊娠・出産・育児休業等ハラスメント(マタニティ・ハラスメント、マタハラ)
パタニティ・ハラスメント(パタハラ) (男性の育児や育児制度の利用に対して)

法令で定義付けられていないハラスメント

介護休業等ハラスメント(ケアハラスメント、ケアハラ)
介護休業制度等の利用の請求や制度等の利用を阻害する言動。
これは「育児・介護休業法」で禁止されている。(マタハラに含まれます)

顧客や取引先からの暴力や悪質なクレーム等の著しい迷惑行為(顧客等からの著しい迷惑行為、カスタマーハラスメント、カスハラ)   

【あかるい職場応援団(厚労省)サイト】が参考になります。
カスタマーハラスメント対策企業向け研修動画
「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル

就活ハラスメント
応募する企業やその採用担当者が優越的な立場を利用して、就職活動中やインターンシップ中の学生に行うセクハラやパワハラのこと。「令和2年度職場のハラスメントに関する実態調査報告書」(厚生労働省)によれば、就活を経験した学生の4人に1人が何らかの就活ハラスメントを受けているとされている。

妊娠・出産等に関する否定的な言動(プレマタハラ)
妊娠に至る前に行われる、妊娠・出産等に対する否定的な言動。
・不妊治療に否定的な言動

セカンド・ハラスメント(セカハラ)
ハラスメントの被害者がハラスメントを打ち明けたことによって受ける二次的な被害のこと。相談時の対応が二次被害となることもある。

*大島グループ内のハラスメント相談事例に関して、
「会社や個人を秘匿にしたうえで、どのような解決をしたのか公表することで、相談しやすくなり、ハラスメント行為を抑止することになるんじゃないか」というご意見を頂きました。
しかし、それは、相談者および行為者にとっても二次被害となる可能性があり、それはあってはならないことです。
各社相談窓口はしっかり機能していますので、「ただ話を聞いてほしいだけなんだけど‥」と思ったら、気軽に相談してください。

ソジ・ハラスメント(ソジハラ)
性的指向や性自認について差別的言動や嫌がらせ。
「性的指向(Sexual Orientation)」、「性自認(Gender Identity)」から、頭文字をとってこのように呼ばれている。

アルコール・ハラスメント(アルハラ)
お酒に関連する嫌がらせや迷惑行為全般。
デュエットを強要した場合にはセクハラにも該当する場合がある。

スモーク・ハラスメント(スモハラ)
喫煙に関する嫌がらせ。

・たばこを吸うことで非喫煙者が望まない副流煙を吸わせる。
・喫煙者に対する禁煙の強要や喫煙への厳しい叱責。

ジェンダー・ハラスメント(ジェンハラ)
性別によって、あるべき価値観を押し付ける嫌がらせ。
・女のくせに、男のくせに。・女性職員に対して「女の子」
・女性職員だけにお茶くみをさせる
これらの言動は性的な表現を含まないため、セクハラに該当しない場合が多いが、セクハラの温床になり得ること、差別的な表現として「ソジハラ」や「性的指向および性同一性に関する国民の理解増進に関する法律(LGBT法、LGBT理解増進法)」とも関わりがある。

テクノロジー・ハラスメント(テクハラ)
IT知識に疎く、パソコンやITツールの扱いが苦手な人への嫌がらせ。

マリッジ・ハラスメント(マリハラ)
結婚をしていない人に対して、結婚を執拗に勧めたり、結婚していない理由を必要以上に詮索したり、結婚していることを責める言動

リモート・ハラスメント(リモハラ)
リモートワーク中に、パワハラやセクハラを含む嫌がらせ。
・部屋や服装を指摘 ・同居人を詮索 ・カメラやマイクを常時ONにさせて監視

リストラ・ハラスメント(リスハラ)
リストラ対象者を自主退職に追い詰める嫌がらせ。
自主退職を断ったのに執拗に迫ったり、自主退職を断ったことによって嫌がらせを行う過度な退職勧奨は、違法行為である「退職強要」に該当する場合がある。

レイシャル・ハラスメント
人種・民族的嫌がらせ。
・「国に帰れ」、「職場でベトナム語を話すな」などの発言
・日本語が分からないことを理由とした強制退職・強制退学
・宗教上の礼拝を制限

就活終われハラスメント(オワハラ)
企業が、学生等の職業選択の自由を妨げたり、学生等の意思に反して就職活動の終了を強要。
・内定時に以降他社への就職活動をやめるよう強要
・必ず就職をする旨の誓約書の記載を内定時の条件とする

不機嫌ハラスメント(フキハラ)
不機嫌な態度を取ることで周囲の人に不快な思いをさせたり、過剰に気を遣わせたりする行為。

時短ハラスメント(ジタハラ)
労働時間を短縮することで従業員に圧力をかけるハラスメント。
働き方改革で残業を無くして定時退社を強要するあまり、自宅に仕事を持ち帰る場合などが当てはまる。

ハラスメントハラスメント
上司が一般常識の範囲内で仕事に関する注意をしただけで、部下がハラスメントとして訴えてくる。

出典:【弁護士監修】2023年最新版!職場におけるハラスメントの種類 | (legalright.co.jp)
【最新】職場ハラスメント12種類紹介!正しい対応と予防策とは | アガルートの企業研修・法人研修 (agaroot.jp)
ハラスメントの種類とは?種類の一覧や該当する言動を解説【社労士監修】 | 労務SEARCH (officestation.jp)

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です。

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。

CAPTCHA