アクティブ・バイスタンダー_ハラスメントtopics23
ハラスメントや差別的言動、いじめは、その行為を受けている人はもちろん、
周囲にも不快感をまき散らし、生産性を下げます。
周囲の人は、行為者の感情を逆なでし巻き添えを食うことを恐ろしく感じ、
被害を受けている人との気まずさも避けたい、
とその場をやり過ごすことで精一杯かもしれません。
ですが、ハラスメントは、「その行為が許される場所で発生」します。
ハラスメントを見かけたときにどのように対処すればいいでしょうか。
傍観者として「ただ見ているだけ」でなく「行動する」、
「アクティブ バイスタンダー」=「行動する傍観者」として、
ハラスメントを防ぐことができます。
第三者としての介入方法
- 気を逸らす(大声を上げる)
- 助けを求める
- 証拠を残す
- 被害者に後で対応(フォロー)する
- 直接介入(「それはハラスメントです」という)
ハラスメントを目撃したら 気をそらす・記録…どう動く – 日本経済新聞 (nikkei.com)
第三者の声掛けは被害を止める
KYジャーナル 「アクティブ・バイスタンダー=行動する傍観者」になろう!具体的な5つの方法 | NHK から紹介します。
愛知県鉄道警察隊による電車内での痴漢62件を分析した結果(痴漢・盗撮撃退ハンドブック)
- 被害者が明確に拒否した場合、犯人の95%は犯行を断念。
- 無言で防御しただけの場合は、断念したケースが33%、犯行を継続したケースが67%。
- 第三者からの声かけがあった場合、100%が犯行を断念。
- 無抵抗であれば100%犯行を継続。
第三者が行動することが、痴漢の防止につながることが明らかになりました。
列車内のちかん防止対策 – 愛知県警察 (pref.aichi.jp)
介入時に気を付ける事
- 行動するときに「相手のため」と気負わずに、「自分が介入したいか、したくないか」「見過ごしたくないか、見過ごせるか」で考える。(相手から感謝されなかったり、断られたりしたときに「せっかく~してあげたのに」となることを防ぐ)
- 目撃した場面を撮影したものをSNS等に掲載しない。
- ひとりで介入しなくてもよい。例えば、加害者が話を聞き入れそうな人から伝えてもらったり、他の人と連帯して行動したりするなど。
- バイスタンダーとしての介入方法に正解は無い。状況に応じて効果的な方法をとる。
差別を見過ごさない「バイスタンダー」になるには?「介入が怖い」人にこそ知ってほしいこと【アンケート結果】 | ハフポスト NEWS (huffingtonpost.jp)
一人ひとりができる事を
周囲に気を配り、ハラスメントを起こさせない環境にしていくことは、
自分も相手も組織も守ることにつながります。
皆で働きやすい職場を創っていきましょう。