ハラスメント相談担当エッセイ_㈱くびき野ライフスタイル研究所
【ハラスメントエッセイ】
㈱くびき野ライフスタイル研究所です。
相談窓口は昨年と変更はなく、4名とも2年目となります。
年度初めに、施設長と相談窓口4名でハラスメント窓口としての対応方法や事例を用いての情報共有・情報交換を行ないました。
いざ相談に来ていただいた時の対応はなかなか難しいものです。窓口に直接相談に来られる方はやり場のない思いを勇気を出して伝えてくれていると考えると、間違った対応ができないという緊張感や話をすることによって頭の中や気持ちの整理ができるような聞き方ができるだろうかという悩みもあります。淡々と傾聴をするということは意外にも難しくついつい共感をしてしまいたくなりますが、気持ちに寄り添いながらもきちんと話を聞いて理解ができる窓口対応ができればと思います。
【ハラスメント相談窓口担当として、どのような職場を目指すか】
◇金木栄一(サンクス高田・介護職・入社14年目)
無限ではなく限りがある人生の貴重な時間。
仕事の時間もプライベートの時間も、どちらも同じ様に大切に過ごしていきたい。
◇荒川小百合(サンクスたんぽぽ・介護職・入社9年目)
一人一人が無意識に相手を傷つける言動のない、仕事のしやすい職場となってほしいです。
自分の価値観を強要せずにお互いを認め合い理解を深めようとする姿勢で日々行動して行きたいです。
◇里方裕美(ベビーサンクス・保育士・入社6年目)
ハラスメントがなくならないのはなぜでしょうか?する側とされる側の意識の違いもあると思いますが、する側もまた心の中にとげとげしたものを抱えているのでは・・・と考えました
家庭の問題、自分の体調の問題など負の感情がハラスメントを生むと考えれば、そこの解決策も探らなくてはいけません。誰もが多かれ少なかれストレスを抱えている世の中ですが、気持ちを切り替えられる、ここではしっかりと自分の居場所があり穏やかに仕事に前向きになれる、誰もがそう思える職場を目指していけたらと思います。
◇佐藤友美(サンクス高田・事務職・入社14年目)
それぞれ環境が違うなかで、様々な悩みや感情と向き合って生活をしています。職場は一日の大半を過ごす場所のため、仕事に集中しやすい職場環境であることに越したことはありません。当社では、休憩時間もコロナ禍には黙食が当たり前となり、仕事の話以外の雑談を通してのコミュニケーションが不足してしまったようにも感じます。コミュニケーション不足が誤解を生んだり、円滑な人間関係を築けない原因になったりしているのではないかと感じています。まずは、少しずつでもコロナ禍前のようにコミュニケーションが取れる環境になればと思っています。
【自社のハラスメント防止・再発防止策、窓口として工夫している点・成果があった手法】
昨年、相談窓口で話し合いを行ない、社内用の案内を作成し、ふとした時に目に付く場所(更衣室・社員用トイレ等)に掲示をしました。今まで誰が窓口担当か知らない社員もいましたが、少しずつでも浸透してきているように思います。
相談を受ける際も、場所と時間を指定しハラスメントの相談と分からないように工夫をしています。相談内容によっては、ハラスメントと判断できないものもありますが、会社全体の課題として改善を図れるきっかけとなった事案がほとんどです。勇気を出して相談に来てくれた方の気持ちが少しでも和らぐように、相談内容を真摯に受け止めていきたいです。
今後も相談しやすい環境を作れるように、またハラスメントを防止できる環境になるように努めていきたいと思います。