【ハラスメント相談担当者エッセイ】上越タイムス社

【ハラスメント相談窓口担当者】のリレーエッセイ。
今回は上越タイムス社が担当します。
目指す職場像についてはこれまでと変わりませんので、今回は少し視点を変えた投稿にしたいと思います。
ハラスメントに関して考える一助となれば幸いです。

「日曜日の手伝い」
昔勤めていた職場でのことです。社長の自宅で訳あって大掛かりな片付けが必要になりました。
パート以外の従業員全員が日曜日に手伝いに呼び出されました。

後日社長からは参加者全員に日当としてお礼が配られました。
公務員の知人に話したところ「そんな個人的なことで呼び出されるなんてありえない」と驚かれました。

個人経営の会社でしたから、雇い主と従業員は、主人と奉公人のような関係だと思っていたかもしれません。
「貴重な休日だから行きたくない」「用事があるから行けない」と断る権利があるはずなのに、断ったら先輩社員から非難されると思うと、断るという選択肢はありませんでした。

みなさんだったらどう思われますか?
上司の立場、部下の立場、それぞれで感じ方が違うと思います。
もう15年以上前のことですので、解決したいわけではありません。
ハラスメントについて考える例として書いてみました。

それぞれの職場で、ルールや当たり前なことは異なると思います。
様々な職歴を持った方々で仕事をしています。
小さなことでもおかしいな、嫌だなと感じたら話してみてください。
一緒に考えていきましょう。

お読みいただきありがとうございました。

上越タイムス社 横田

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