【ハラスメント相談担当者エッセイ】㈱バーツプロダクション
バーツプロダクション 渡部智子が担当させていただきます。
「おいしそうなお弁当、愛妻弁当ですね!」
ある日の会社でのお昼休み、
奥様が作ったであろうお弁当を食べていた結婚間もない同僚に、私がかけた言葉です。
反応がなかったので、私もハッとして、
「いわれていやだった?すみません」といったところ、
「いやだったかな」といわれました。
こちらは、おめでとうの気持ちを込めて、気軽にいったつもりでした。
でもいわれた方は不愉快な気持ちになった。
結婚を茶化される、
個人的なことに立ち入られたくない…
そっとしておいてほしい…
何気ないひとことのつもりで、茶化すなんてつもりはなかった。
でも相手の気持ちを考えず、デリカシーがなかったと反省しました。
その後、このことを自戒を込めて別の同僚たちに話したところ、
「そうですよ!いわれたくないこともありますよ」「セクハラっていわれちゃいますよー」といわれました。
私の行動には問題がありましたが、社内でハラスメントのことが自然に話題になることは、ハラスメント防止の意識が根付いてきたことでもあると思っています。バーツプロダクションにて、さらにハラスメント防止の意識と実践を高めていきたいと思います。
■最後にハラスメント防止対策委員のひとりとしてお知らせがあります。
9月は自殺対策推進月間です。新潟県は昨年400人を超える方が自ら命を絶たれました。全国水準を上回る自殺率です。
気持ちが落ち込むと、人は知らぬ間に変化していくことがあります。
人間関係がうまくいかない、ハラスメントをうけている等により、心身が不調になっていくことは誰にでも起こりうることです。
以下、「悩みがある人の心身の不調のサイン」といわれているものです。ゴロあわせで、「ケチナノミヤ」と覚えてください。
・「ケ」…欠勤
・「チ」…遅刻や早退
・「ナ」…泣き言をいう
・「ノ」…能率の低下
・「ミ」…ミスや事故
・「ヤ」…辞めたいと言い出す
周りの人がどうか、気をつけてみてください。
声をかける、お互いを気に掛ける、大事なことだと思います。